英国、米国の関税に対応する鉄鋼業界計画を発表
ロイター通信によると、英国ビジネス貿易省は16日、米国の関税脅威に対応するため鉄鋼業界の発展計画を発表した。
英国ビジネス貿易省は、この計画は英国鉄鋼業界の発展を長らく妨げてきた問題への対処に役立つだろうと述べた。計画では、他国の不公正な貿易慣行から鉄鋼業界を保護する方法、公共事業で英国製の鉄鋼を大量に使用する方法、英国の製造業、建設業、インフラ、成長をより良く支援し、英国の雇用と生活を確保するために英国の鉄鋼生産を拡大する機会を模索する方法を研究する。
「この政権下では、英国の鉄鋼業界には明るい未来がある。これは選挙中に私たちがした約束であり、今、私たちはそれを実行に移している」とジョナサン・レイノルズ経済相は計画を受けての声明で述べた。
これに先立ち、トランプ米大統領は、米国に輸入されるすべての鉄鋼とアルミニウムに25%の関税を課すことを発表する文書に署名した。
ロイター通信は、レイノルズ外相が先週、英国は米国政府に対し、英国の鉄鋼・アルミニウム製品への関税を撤回するよう説得するだろうと述べたと報じた。
