韓国メディアの21日の報道によると、拘束されている韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は同日、憲法裁判所で行われた大統領弾劾事件の第3回弁論に出席し、非常戒厳令に関連した容疑を否認した。
報道によれば、その日の討論は約1時間43分続き、出席したのは議会関係者とユン・ソクヨル氏のみで、証人はいなかったという。現地時間午後3時ごろに正式な討論が始まった後、ユン・ソクヨル氏が発言を求めた。ユン・ソクヨル氏は、昨年12月3日に非常事態法が宣言されたとき、国会議員を連行する命令はなかったと述べた。
韓国メディアは、ユン・ソクヨル氏は同日の討論会終了後、ソウル拘置所に戻らず、ソウル三清洞の軍病院に向かったと報じた。ユン・ソクヨルは以前から定期健康診断のために病院を訪れたと伝えられており、現在の健康状態に特に異常はないという。ユン・ソクヨルは検査を終えた後、ソウル拘置所に戻る予定だ。
また、韓国高等公職犯罪捜査院(SPIC)は21日、ユン・ソクヨル氏がソウル拘置所に戻れば、再度強制召喚を試みるだろうと明らかにしたと報じられた。検察は20日午後、ソウル拘置所に出向き、ユン・ソクヨルを強制召喚しようとしたが、ユン・ソクヨルと弁護団の拒否を受け、失敗した。