中国のGDP成長率は2024年に5.0%に達する
中国経済は一連の景気刺激策の支援を受け、予想以上に好調に2024年を終えたが、米国との新たな貿易戦争の脅威と国内需要の弱さが、今年の全般的な景気回復への信頼を損なう可能性がある。
輸出は数少ない明るい兆しの一つだが、中国製品への高関税を提案しているドナルド・トランプ次期米大統領がホワイトハウスに復帰したことで、輸出は勢いを失う可能性がある。
世界第2位の経済大国である中国は、2024年通年で5.0%成長し、政府の年間成長目標である約5%を達成したことが、国家統計局(NBS)のデータが金曜日に示した。アナリストらは4.9%の成長を予想していた。
第4四半期の経済成長率は前年同期比5.4%で、アナリストの予想を大幅に上回り、2023年第2四半期以来の好調な伸びを記録した。
ロイターが調査したアナリストらは、一連の支援策が効果を発揮し始めたことから、国内総生産(GDP)が第4四半期に前年比5.0%増加し、第3四半期の4.6%から上昇すると予想していた。
