アルゼンチンのインフレ率は2024年に117.8%に上昇
政府データによると、アルゼンチンの消費者物価はハビエル・ミレイ大統領の就任1年目である昨年117.8%上昇し、2023年よりも94ポイント近く低い。
ラテンアメリカ第2位の経済大国にとって長年の課題となっているインフレ率は、12月は2.7%となり、11月の2.4%から若干上昇した。
それでも、アルゼンチンの消費者物価上昇率が3%の基準を下回ったのは3か月連続となった。
ミレイ氏の予算削減政権は昨年12月に発足したが、ペソの急激な切り下げの影響で、政権発足後最初の1カ月でインフレ率は25%を超えた。
しかし、3万3000人以上の人員削減、政府規模の縮小、インフレ連動型年金増額の拒否権などを含む厳しい緊縮財政政策により、2024年11月までにインフレ率は4年以上ぶりの最低水準にまで低下した。
経済省は声明でインフレを「抑制した」と主張した。
