ベトナムのGDP成長率、2026年第1四半期は7.83%増
ベトナム統計総局が2026年4月4日(土)に発表したデータによると、ベトナムの2026年第1四半期のGDP成長率は前年同期比7.83%となり、市場予想の7.60%を上回ったものの、2025年第4四半期の8.46%を下回った。
成長実績と市場予想
主要データ:ベトナムの2026年第1四半期のGDP成長率は前年同期比7.83%。
比較:この成長率は市場コンセンサスの7.60%を上回ったものの、2025年第4四半期の8.46%を下回っており、経済成長の勢いが鈍化していることを示唆している。
長期比較:2025年第1四半期の前年同期比7.05%増と比較すると、今年第1四半期の成長率は加速している。
減速の要因と外部圧力
主な圧力要因:経済成長の減速は、中東紛争によるエネルギー価格の高騰とサプライチェーンの混乱が主な原因である。ベトナムは原油の80%以上を中東からの輸入に依存している。紛争は燃料価格の高騰と輸送網の混乱を引き起こした。
具体的な影響:燃料価格の高騰により、ベトナムの航空会社は運航規模を縮小せざるを得なくなった。データによると、紛争の影響でベトナムのガソリン価格は21%、ディーゼル価格は84%上昇した。
政府の対応:国内エネルギー価格の安定化を図るため、ベトナム政府は燃料税の減税、政府資金による燃料価格の補助、リモートワークの奨励など、いくつかの対策を講じている。一部の燃料税の免除措置は2026年4月15日まで継続されます。
経済成長の原動力と貿易実績
外部からの課題にもかかわらず、ベトナム経済は製造業と輸出を主な原動力として、回復力を見せています。
製造業が重要な役割を担う:製造業の成長率は第1四半期に9.73%に達し、経済成長全体の主要な牽引役となっています。
貿易は引き続き活発
輸出:3月の輸出額は前年同月比20.1%増の464億4000万米ドルに達しました。第1四半期の輸出総額は前年同月比19.1%増の1229億3000万米ドルでした。
輸入:3月の輸入額は前年同月比27.8%増の471億1000万米ドルでした。第1四半期の輸入総額は前年同月比27.0%増の1265億7000万米ドルでした。
貿易収支:輸入が輸出よりも速いペースで増加したため、ベトナムは第1四半期に36億4000万米ドルの貿易赤字を計上した。このうち、対米貿易黒字は339億米ドルに達し、前年同期比24.2%増加した。
