ラテンアメリカでは億万長者の数が8.5%減少
ラテンアメリカでは、米中貿易摩擦の激化の影響により、2024年に金融資産と富裕層(HNWI)人口がともに急減しました。
キャップジェミニ・リサーチ・インスティテュートのレポートによると、同地域の金融資産は昨年2.6%減少し、富裕層人口は8.5%減の58万7000人となりました。不安定な通貨環境と世界的な鉱物輸出需要の低迷も、富裕層人口にさらなる重しとなりました。
北米とアジアでは億万長者人口が増加しましたが、欧州と中東では減少しました。ラテンアメリカの状況は欧州や中東よりもはるかに悪く、超富裕層(UHNWI)人口は大幅に減少しました。
レポートによると、ラテンアメリカでは資産が3000万米ドルを超える個人は推定1万3930人で、昨年比7.6%減少しています。さらに、500万米ドルから3,000万米ドルの資産を保有する個人は85,510人で、前年比8.2%の減少となりました。
100万米ドルから500万米ドルの資産を保有する個人は487,570人で、前年比8.6%の減少となりました。
地域最大の経済大国であるブラジルでは、富裕層資産が2.6%減少し、富裕層人口は13.3%の大幅な減少となりました。メキシコでは、潜在的な貿易障壁への懸念が投資家心理を悪化させ、富裕層資産が7.5%減少し、人口は13.5%減少しました。
キャップジェミニのレポートは71カ国を対象としており、世界の国民総所得(GNI)の98%以上、世界の株式時価総額の99%を占めています。
