ロシアとウクライナの協議がトルコで終了

トルコ外務省が、トルコ、ロシア、ウクライナの3国協議が終了したと発表したことが、現地時間16日、記者らの取材で分かった。

ウクライナ最高議会議員ジェレズニャク氏は、イスタンブール会談は無駄だったと述べた。

ウクライナの情報筋によると、ロシア代表団は停戦の条件として、ウクライナ軍がドネツィク、ルハンスク、ヘルソン、ザポリージャの各州から撤退することを要求した。ロシアのその他の要求も「受け入れられない」ものであり、これまでの協議の範囲をはるかに超えていた。

さらに、一部の情報筋は、交渉は中断されただけで終了したわけではないと伝えた。

これはロシアとウクライナの間で3年ぶりの直接対話となる。直接交渉は5月11日にロシアのプーチン大統領によって提案され、その後ウクライナのゼレンスキー大統領はトルコでプーチン大統領を「待つ」と応じた。しかし、ゼレンスキー氏はすでにトルコを去っている。

会談当日、ロシア大統領府のペスコフ報道官は、イスタンブールのロシア交渉担当者らはロシアのプーチン大統領と緊密に連絡を取り、交渉に必要なガイドラインをすべて把握していると述べた。