中国と米国海上物流が再開、コンテナの予約が倍増

米中間の物流に回復の兆しが見られる。海上輸送の予約状況を分析する米国の調査会社VIZIONは、中国から米国へのコンテナの予約数が5月12日から13日にかけて前週の約2倍に増加したことを明らかにした。中国と米国政府が関税の大幅引き下げで合意したことで、停滞していた物流が活性化する可能性がある。

中国とアメリカの両政府は10日から11日までスイスで閣僚級協議を行った。双方は12日の記者会見で協議内容の概要や今後の方針を説明し、北京時間14日正午に発効した。

VIZIONのデータによると、中国から米国へのコンテナの予約数は、5月12日には20フィートコンテナで39,340個、5月13日には42,350個だった。コンテナは通常、平日に予約される。先週の平日の予約件数は約2万~2万3千件でした。

予約は後からキャンセルされるか、実際には実行されない場合があります。それでも、関税が下がるにつれ、荷主は海上輸送の再開に向けて動いているようだ。

VIZION は、世界中の何百万ものコンテナの予約データを追跡および分析しています。米中関税が4月前半に100%を超えて以来、中国から米国向けのコンテナ予約数は前年比で30%から60%程度と大幅に減少し続けている。