中国への外国投資は2021年のピークから99%減少した

中国国家外為管理局が2月14日に発表した2024年の国際収支データによると、外資企業による直接投資は2021年のピーク時より99%減少した。経済減速と「スパイ問題」への懸念から、外国資本は中国から撤退している。

2024年には中国への純直接投資流入額は45億米ドルとなる見込みです。 33年ぶりの最低水準に落ち込んだ。工場新設などの新規投資が撤退や事業縮小などの資本回収を若干上回っているものの、直接投資は前年比90%減となった。

純流入額は2021年に3,440億ドルでピークに達した。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う厳しい規制が経済に影響を及ぼし、2022年4月から6月にかけて外国直接投資は急激に減少し始めた。

四半期データによると、2024年10月から12月までの中国への直接投資の純流入額は175億米ドルだった。 2024年4月から6月、7月から9月にかけて2四半期連続で純流出となったが、10月から12月にかけては純流入が正常化した。

中国は改革開放政策の下、海外からの投資、人材、技術を誘致し急速な成長を遂げてきました。 COVID-19のロックダウン措置後、外国人投資家の将来に対する懸念は強まっている。中国の経済成長モデルは岐路に立たされている。

不動産市場の低迷は中国経済の減速と経済成長への期待の消失につながり、企業の投資意欲の低下にもつながっている。