中国財政部が1月24日に発表した2024年度の財政収支報告によると、地方政府が頼りにしている土地使用権譲渡収入は前年比16.0%減少した。 3年連続で減少しており、2016年以来最低を記録している。不動産市場の低迷は地方財政に深刻な打撃を与えた。
減少率は2023年(13.2%)よりも大きかった。中国では土地は国が所有しており、地方自治体は土地の使用権を不動産開発業者に譲渡している。住宅販売が低迷する中、新規開発プロジェクトは減少し、土地使用権の取引も減少している。
一般会計にあたる一般会計歳入は1.3%増加した。このうち税収は3.4%減となり、2年ぶりに前年を下回った。