EU、ガソリン価格上限撤廃を計画
欧州連合(EU)はガス価格の上限を予定通り今月末に失効させる予定だとEU外交官らが語り、2022年の欧州のエネルギー危機の最悪の時期は過ぎたことを示唆した。
ブリュッセルは、ロシアとウクライナの紛争勃発に伴うガス供給の大幅な削減によりエネルギー価格が数か月にわたって高騰したことを受けて、2022年12月に初めて価格制限を導入した。
しかし、この措置は、価格が1メガワット時あたり180ユーロ(eur/MWh)に達したときに適用される予定だったが、結局発効しなかった。オランダのTTFハブにおける基準となる直近のガス契約は月曜日、1メガワット時あたり約49ユーロで取引された。
価格は先週と比べて上昇しているが、2022年8月にガス価格が300ユーロ/MWhでピークに達した欧州エネルギー危機時の水準には遠く及ばない。
欧州委員会は加盟国に対し、価格上限を今月末に終了させる意向を伝えたと、EUの外交官2人がロイター通信に語った。
