トランプ大統領:反米諸国に10%の追加関税

トランプ米大統領は7月6日、中国やロシアなどの主要新興国で構成されるBRICS(ブラジル・ブラジル・カタール・シチリア島)諸国のうち、「反米政策に賛同する全ての国」に10%の追加関税を課すと表明した。自身のSNSへの投稿で、「例外はない」と強調した。

トランプ大統領は「反米政策」の具体的な内容については説明しなかった。BRICS諸国は7月6日、ブラジルのリオデジャネイロで首脳会議を開催し、首脳宣言を採択した。

首脳宣言は米国に直接言及していないものの、BRICS加盟国であるイランへの武力攻撃を国際法違反として非難した。

中国外務省の毛寧報道官は7月7日の記者会見で、トランプ大統領の発言に反対を表明した。彼女は「我々は常に関税戦争や貿易戦争に反対しており、関税を強制や圧力の手段として利用することにも反対している。恣意的な関税の導入は、いかなる当事者の利益にもならない」と明言した。

毛寧報道官はまた、BRICS協力は「オープンで包括的であり、特定の国を標的とするものではない」と述べた。

7月6日、中国の李強首相はBRICS首脳会議で演説を行い、「権力と覇権主義は、問題解決の正しい方法ではなかった」と述べた。