ココア価格が4か月ぶりの安値に近づく

ココア先物は1トンあたり7,930ドル前後で推移し、天候の改善と予想外の余剰予測が価格を押し下げたため、3月4日に記録した4か月ぶりの安値7,552ドルに近い水準にとどまった。

ココアは、主要生産国であるコートジボワールとガーナの悪天候に対する懸念が和らいだため、12月の急騰以来40%近く下落している。

国際ココア機関は、3年連続の供給不足の後、西アフリカ全域で降雨量が増加し、新たな作物の成長が促進されたため、2024/25シーズンの供給余剰を142,000トンと予測している。

一方、最近のデータによると、コートジボワールの港へのココアの到着量は、悪天候と病気が生産に大きく影響した昨年の同時期と比較して、シーズン開始から3月9日までに14.8%増加した。