フィッチ、アゼルバイジャンの長期格付けを維持

フィッチ・レーティングスは、アゼルバイジャンの長期外貨建て発行体デフォルト格付け(IDR)を「BBB-」に据え置き、見通しは「安定」としたとトレンドが報じた。

「アゼルバイジャンの格付けは、その強力な対外バランスシート、比較可能な国の中で最も低い国家債務水準、そして国家石油基金の大きな資産による資金調達の柔軟性を反映している。フィッチは、アゼルバイジャンの国家外貨資産(その83%が政府によって管理されている)は、アゼルバイジャンの国営石油基金(SOFAZ)と残りをアゼルバイジャン中央銀行(CBA)が保有する準備金は760億ドル(GDPの102%)に達する。アゼルバイジャンの対外純資産はGDPの71%と推定され、主権国家の中で最も高い。レビューには、「BBB」と「A」の評価が付けられている」と書かれている。

情報によれば、格付け引き上げにつながる可能性のある要因としては、経済政策と制度的能力の強化、構造改革の成功裏の実施、対外均衡のさらなる強化などが挙げられる。

特に、アゼルバイジャンの経常収支黒字は2025~2026年にGDPの平均6.2%に達すると予想されている。